バイリンガルに、合格ラインはないよ。
いきなり結論みたいなこと言ってごめんね。でも「バイリンガル 基準」って検索したあなたに、これだけは一番先に伝えたかったんだ。
SNSを開けば、英語をペラペラ話す3歳児の動画が流れてくる。かわいい顔で「Look, Mommy!」なんて言ってる。それを見て、うちの子のたどたどしさを思い浮かべて、そっとスマホを伏せる。……その気持ち、痛いほどわかるよ。私もそうだったから。
「基準」を探してる人の頭の中って、たぶんこんな感じじゃない?「どこからがバイリンガルなの?」「うちの子、名乗っていいレベルなの?」「英検何級くらいが目安?」――そして一番しんどいのが、今どのへんまで来てるのか、誰も採点してくれないってこと。日本語の成長なら分かるのに、英語だけは親の私にも判定できない。だから不安になる。
申し遅れました。ナカヤマです。20代のころ、どうしても英語が話したくて、看護師を辞めてイギリスに渡った人間です。2年いて……結論から言うと、思うように話せるようにはならなかった。盛大に挫折したんだよね。でもそのとき確信したことがあって。「大人になってから英語を身につけるのは、本当にしんどい。だったら自分の子どもには、赤ちゃんのうちから英語を”生活”にしてあげたい」って。
それから約20年。海外経験ゼロの夫と、貯金もキャリアもほぼゼロのスタートから、2人の子をバイリンガルに育ててきた。だから「基準ってどこ?」という問いには、評論家としてじゃなく、同じ道を先に歩いた1人の母親として答えられると思ってる。
この記事で渡したいのは3つ。①世間の基準を手放していい理由 ②わが子の現在地が分かるチェックのしかた ③わが家の基準の決め方。読み終わるころには、「うちの子は今ここ。目指すのはここ」って言葉にできてるはず。一緒に考えていこ。
結論:バイリンガルに「合格ライン」はない。基準は”わが家”で決めていい

もう一度言うね。「ここからがバイリンガル」という世界共通の合格ラインは、存在しないんだよ。
これ、意外に思うかもしれないけど、研究の世界でも定義はバラバラなんだ。よく引用されるバイリンガル研究の第一人者フランソワ・グロジャン氏の考え方だと、バイリンガルは「2つ以上の言語を、日常生活の中で定期的に使っている人」。つまり、両方の言語が同じくらい完璧である必要なんてない。このあたりはライトハウス「バイリンガルの定義とは?」でも整理されてるよ。
なのに日本だと、「バイリンガル=両方ネイティブ並みにペラペラ」ってイメージが強すぎるんだよね。世界の基準で見たら、そっちのほうがずっと厳しい。だから多くのママが「うちなんてまだまだ」って落ち込む。落ち込む必要、まったくないのに。

えっ、じゃあうちの子、英語の歌うたえるからバイリンガル名乗っていいってこと!?やった〜!



ふふ、気が早いよ、ともみちゃん(笑)。でもね、その「名乗っていいのかな」って気にしてる時間がもったいないの。世間の合格ラインを探すのはやめて、わが家の基準を決めよう。そっちのほうが100倍役に立つから。
ここで勘違いしてほしくないのが、「基準がない=なんでもいい」じゃないってこと。むしろ逆で、決まった基準がないからこそ、親が”わが家の基準”を持っていないと、簡単に迷子になる。他人の子と比べて落ち込むか、逆に「週1の英語教室に通わせてるから大丈夫」と低すぎるところで満足してしまうか。どっちも、私が一番見たくない姿なんだ。
だからまず、世間の合格ラインを探すのをやめよう。ここからが本題だよ。
世の中の「バイリンガルの基準」は4つある。苦しいのは④で測ってるから


「基準」で検索すると、いろんな答えが出てきて混乱しない?「日常会話ができればバイリンガル」って書いてある記事もあれば、「両方の言語で読み書きできて初めてバイリンガル」って書いてある記事もある。どっちが正しいの?って。
答えを言うね。混乱するのは当たり前。世の中には”バイリンガルの基準”が4種類あって、みんなバラバラのモノサシで話してるから。まずはこれを分けて整理しよう。ここが分かると、驚くほど気持ちがラクになるよ。
| 基準の種類 | 中身 | わが家で使う? |
| ①定義の基準 | 研究者の定義。「2つ以上の言語を日常生活で定期的に使う人」 | 安心材料として知っておく |
| ②レベルの基準 | 聞いて分かる/会話できる/読み書き・勉強で使える、の段階 | ◎ メインで使う |
| ③テストの基準 | 英検・CEFRなど、外から測れる客観指標 | ○ 目安として1つ持つ |
| ④世間のイメージ基準 | 「ネイティブみたいに完璧にペラペラ」 | × 今すぐ捨てていい |
あなたがしんどいのは、たぶん④のモノサシで我が子を測ってるから。そりゃ苦しいよ。だって④は、世界の基準で見てもかなり厳しいラインだもの。使うべきは②と③。④は今この瞬間に手放していい。
「ネイティブ2人分」を基準にすると、一生足りない
ここ、大事だからちゃんと言うね。バイリンガルって、「1人の中に2人のネイティブが入ってる人」のことじゃないんだよ。
バイリンガルの人って、実は場面によって使う言語が違うのが普通なんだ。家族との会話は日本語、勉強は英語、感情が高ぶったときはやっぱり日本語……みたいに。だから「どっちの言語も、その年齢のネイティブとまったく同じ」なんて人は、海外で育った子でもそう多くない。バイリンガルにもいろんなタイプがあることは、バイリンガルの分類(ことば生活)あたりを見てもらうとイメージしやすいと思う。
それなのに、日本にいながら「ネイティブ2人分」を最低ラインに設定したらどうなるか。答えは簡単で、どれだけ子どもが伸びても、親が満足できなくなる。英語で日記が書けるようになっても「でも発音が…」、外国人と話せても「でも語彙が…」。これ、子どもにも確実に伝わるからね。「お母さん、私がどれだけやっても喜んでくれない」って。それだけは、絶対に避けたい。
モノサシを持ち替えよう。それだけで、今日から見える景色が変わるから。
わが子は今どこ?家庭でできる「バイリンガル基準」3段階チェック


じゃあ、実際に使えるモノサシを渡すね。私がおすすめしてるのは、レベルをざっくり3段階で見るやり方。難しい専門用語はいらない。大事なのは、それぞれを「わが子の具体的な姿」でイメージできることだよ。
| 段階 | どんなレベル? | わが子の姿(イメージ) |
| ①受動レベル | 聞いて意味が分かる。言われたことに反応できる | 英語の歌を口ずさむ。「Sit down」で体が動く |
| ②日常会話レベル | 自分の言いたいことを英語で伝えられる | 外国人に道を聞かれて、笑顔で英語で答えられる |
| ③実用レベル | 読み書き・勉強・考えることまで英語でできる | 特別な対策なしで英検準1級の読み書きができる |
もう少し具体的に判定できるように、チェックリストにしてみたよ。各段階、2つ当てはまれば「その段階にいる」くらいのゆるさで見てね。1つずつ厳密に採点する必要はないから。
【①受動レベルのチェック】
- 英語の絵本や動画を、集中して最後まで見ていられる
- 簡単な英語の指示(Come here / Put it back など)で行動できる
- 英語の歌を、教えていないのに口ずさんでいる
【②日常会話レベルのチェック】
- 知らない単語を、知ってる言葉で言い換えて伝えようとする
- その場で聞かれたことに、日本語をはさまず英語で答えられる
- 英語で「イヤだ」「こうしたい」と、自分の気持ちを主張できる
【③実用レベルのチェック】
- 英語の本を、辞書なしで自分から読んで楽しめる
- 英語でまとまった文章(日記・感想・意見)が書ける
- 知らないことを英語で調べて、内容を理解できる
どうだった?「うちは今③の段階まで行けた」でも、まったく問題ないよ。大事なのは点数じゃなくて、現在地が分かること。現在地が分かれば、次に何をすればいいかも自然と見えてくるから。
「会話の基準」と「勉強で使える基準」はまるで別物
ここ、すごく大事だから聞いて。「ペラペラ話せる」と「英語で勉強できる」は、まったく別の基準で見るものなんだ。
言語教育の世界では、ことばの力を大きく2つに分けて考える。ひとつは日常会話をこなす力(生活言語能力=BICS)。もうひとつは、読み書きしたり、英語で考えたり、教科の内容を理解したりする力(学習言語能力=CALP)。カナダの言語学者カミンズが示した考え方で、目安として会話の力はおよそ2年、学習で使える力は5〜7年かかると言われてる。参考:「学習言語能力(CALP)の重要性」(近畿大学)。
この差、けっこう衝撃じゃない?つまり「しゃべれてるから、うちの子はもう大丈夫」は早とちりなんだよ。会話は目に見えて伸びるから、親も安心しちゃう。でも勉強で使える英語は、そこから何年もかけて積み上げるもの。ここを知らないと、一番おいしい時期に手をゆるめちゃうんだよね。



つまり、”ペラペラ話せる”のと、”英語で勉強できる”のは、別々の基準で見ていくってことですか?



そういうこと、あすみちゃん。会話は割と早く伸びる。でも「勉強で使える英語」は長期戦。だから”会話できた=ゴール”にしないでね。そこからが本番なんだよ。
もっと知りたい人へ:バイリンガルの細かい分類
専門的には、バイリンガルはこんなふうに分類されることがあるよ。知らなくても困らないけど、本や記事を読むときに出てくるから、頭の隅に置いておくと便利。
- 均衡バイリンガル/偏重バイリンガル:2つの言語の力がほぼ同じか、どちらかに偏っているか。実際は偏重タイプのほうが多い。偏っていて普通だよ。
- 受容バイリンガル/産出バイリンガル:聞いて分かるだけか、自分でも話せるか。おうち英語の子は、まず受容から育っていく。
- 複合型/等位型/従属型:2つの言語をどう結びつけて覚えたか、という習得のしかたの違い。
ね、用語を覚えても、我が子の現在地が分かるわけじゃないでしょ?だから本文では3段階で十分なの。
客観的なモノサシも1つ持っておくと迷わない(英検・CEFR)


家庭でのチェックに加えて、外から測れるモノサシを1つだけ持っておくと、ぐっと迷わなくなるよ。成長が数字で見えると、続ける力になるからね。
おすすめはCEFR(セファール)っていう国際的なものさし。A1・A2・B1・B2・C1・C2の6段階で「その言語で何ができるか」を表すもので、ヨーロッパで生まれて今は世界中で使われてる。日本の家庭でなじみがあるのは英検だと思うけど、英検のスコアもこのCEFRと対応づけられていて、英検準1級のあたりがB2の目安とされてる。詳しくは英検公式「英検CSEスコアとは」を見てみて。
| 3段階の基準 | CEFRの目安 | 英検の目安 |
| ①受動レベル | A1あたり | 5級〜3級 |
| ②日常会話レベル | A2〜B1あたり | 準2級〜2級 |
| ③実用レベル | B2以上 | 準1級〜 |
※あくまでざっくりした目安ね。級とレベルの対応はスコアによって変わるし、そもそも会話力とテストの点数は完全には一致しない。それでも「うちの目標はこのへん」って地図があると、日々の取り組みがブレなくなるんだよ。
うちの子の話をすると、長女は小学校の高学年で英検準1級を取ったんだけど――これ、対策の勉強は一切してないの。過去問も買ってない。日常の積み重ねだけ。合格通知の封筒を開けたとき、本人より私のほうが手が震えてた(笑)。中学・高校の英語の定期テストも、特別な勉強はいらなかった。その分の時間を、他の教科や本人の好きなことに回せたのが、一番の財産だったなって思う。
級やスコアは“通知表”であって、ゴールじゃない。級を取ること自体が目的になると、対策漬けになって英語が嫌いになる。順番が逆なんだよ。日常に英語があって、その結果として級がついてくる。
それと、幼児期はそもそもテストで測れない。だから小さいうちは「英語で何ができるか(Can-do)」で見てあげてね。
数字は道しるべ。ゴールじゃない。ここだけは間違えないでね。
基準を”下げすぎる”のが一番あぶない。週1教室でバイリンガル問題


さあ、ここがこの記事で一番伝えたいところ。ここまで「高すぎる基準は捨てていい」って何度も言ってきたよね。でもね、実は高すぎる基準より、低すぎる基準のほうがずっと危ない。
「週1の英語教室に通わせてるから、うちの子はバイリンガル」。「英語の動画を毎日かけ流してるから大丈夫」。この基準で満足しちゃうと、①の受動レベルの入り口あたりで止まったまま、年月だけが過ぎていく。お金も時間もかけたのに、どっちつかず。これが、私が一番見てほしくない結末なんだ。
教育の世界には「セミリンガル(ダブルリミテッド)」という言葉がある。日本語も英語も、どちらも年齢相応まで育ちきらない状態のこと。もともとは海外で育つ子どもたちについて語られてきた話だけど、家庭での英語教育でも「量が中途半端」だと、伸び悩みは起きる。理由は単純で、脳が「これは生きていくのに必要な言語だ」と認識しないと、本気で取りに行かないから。週1回・1時間だけ、あとはBGMみたいに流れてるだけ。それだと脳は「ふーん、たまに聞こえてくる音ね」くらいにしか思わないんだよ。



でもさ〜、英語教室に週1で通わせれば、あとは勝手にバイリンガルになるよね!?プロが教えてくれるんだし!



うーん、ともみちゃん、それだけじゃ難しいんだ。週1だけだと、脳が「英語は必要な言語」だって認識しないんだよ。教室はあくまできっかけ。本当に大事なのは、おうちの日常に英語があることなの。
これだけは覚えておいて。
基準を下げすぎて「週1の習い事だけ」で安心するのが、一番あぶない。中途半端な英語教育が、一番もったいないんだよ。
じゃあどうするか。答えはシンプルで、決めた基準を支えるのは”毎日の量”だけ。まとまった時間じゃなくていい。絵本の読み聞かせ、お風呂での英語の歌、ごはんのときの短いやりとり。生活のすき間に英語を”溶け込ませる”。それを毎日、途切れさせない。うちがやったのも、結局これだけなんだよ。
正直に言うと、当時は不安でしかたなかった。教材の領収書を財布にしまいながら、「本当にこれでいいのかな」って夜中に何度も天井を見つめてた。外食も旅行も、自分のための出費もほとんど削ってたしね。でも、保育園のお迎えで「Mommy, look!」って英語で話しかけてきた日のことは、今でも覚えてる。鼻の奥がつんとした。ああ、この子の中で英語が”生活”になってきてるんだって。
基準は決めた。あとは毎日ちょっとずつ。中途半端だけは、やめよう。
わが家の基準の決め方3STEP(目的から逆算する)
ここまで読んで、「で、結局うちはどこを基準にすればいいの?」って思ってるよね。その答えはね、わが家の”目的”から逆算して決めるのが正解。全員が最高の基準を目指す必要なんて、まったくないんだよ。
「なんとなくバイリンガルにしたい」だと、基準がぼやけて毎日の取り組みもブレる。でも「うちは何のために英語をやるんだっけ?」がはっきりすると、目指すレベルが自然と決まる。目的別に、ざっくり整理してみたよ。
| わが家の目的 | 目指す基準の目安 | 力を入れるポイント |
| 受験・学校で武器にしたい | ③実用レベル(読み書き重視) | 会話だけで満足せず、読む・書くまで |
| 将来の選択肢を広げたい | ②〜③のバランス型 | 会話と読み書きを両輪で |
| 海外でも生活できるように | ③+文化・背景の理解 | ことばだけでなく文化にも触れる |
| まずは英語を好きになってほしい | ①〜②から無理なく | 楽しさ最優先。嫌いにさせない |
どれが正解とかじゃないよ。わが家の事情と願いに合うものを選べばいい。途中で変わってもいい。大事なのは「今のうちの目的はこれ」って、一度言葉にしてみることなんだ。
基準は「級」より「できること」で書くと続く
もうひとつコツがあってね。わが家の基準を書くときは、「英検◯級」より「英語で◯◯できる」の形にしたほうが続く。
級で書くと、どうしても合否になっちゃうんだよね。落ちたら「ダメだった」になる。でも「英語の絵本を自分で読める」「字幕なしで好きなアニメを楽しめる」「海外の子とオンラインで話せる」だったら、少しずつ近づいていくのが目に見える。子どもにとっても、そのほうがずっと嬉しいと思わない?
じゃあ、ここまでを踏まえて「わが家の基準」を実際に決める手順を、3ステップにまとめるね。紙とペンを用意して、ちょっとやってみて。5分で終わるから。
「受験で武器に」「将来の選択肢を広げたい」「まずは英語を好きに」など、今の素直な気持ちを1〜2行で。かっこつけなくていいよ。
3段階の表を見ながら、「小学校を卒業するまでに、英語の本を自分で読めるように」みたいに具体的に。迷ったら、おすすめの”生活の言葉”レベル(②をしっかり超えて③へ)を仮の基準にしちゃっていい。
「毎日◯分は英語に触れる」を具体的に。最初は10分でもいい。大事なのは長さより、途切れさせないこと。基準を守ってくれるのは、結局この毎日だから。
正解は1つじゃない。わが家の基準は、わが家で決めていいんだよ。それが決まれば、もうSNSの他人の子と比べて落ち込む必要なんてなくなるから。
基準より大事なこと:焦らない・比べない・強要しない
さんざん基準の話をしてきて最後にこれを言うのもなんだけど……正直、基準そのものより、もっと大事なことがある。それは、子どもが英語を嫌いにならないこと。
忘れないでほしいのは、基準は、親が迷わないための地図であって、子どもを採点する通知表じゃないってこと。主人公は、あくまで子どもなんだ。基準を子どもに突きつけて「まだここに届いてないよ」なんて言ったら、その瞬間に英語は”やらされるもの”に変わる。
偉そうに書いてるけど、私も完璧じゃなかったよ。あのころ、もっと肩の力を抜けばよかったなって、今になって思うことがある。子どもの発音が私よりはるかに上手くなった瞬間なんて、嬉しさと同時にちょっと複雑な気持ちになったりしてね(笑)。留学して挫折した母としては、素直に喜べばいいのに。



わかります……。つい、よその子と比べちゃって、「うちの子、遅れてるんじゃ」って不安になるんですよね。



その気持ち、すごくわかるよ。でもね、比べないであげて。長い目で見たら、そんなに差はつかないから。子どものペースを信じるのが、結局いちばんの近道なんだよ。
覚えておいてほしい3つ。焦らない・比べない・強要しない。英語教育は長期戦だからこそ、親が肩の力を抜いて、楽しんでいる姿を見せるのが一番効く。親の覚悟は土台。でもその覚悟は「子どもを追い込む覚悟」じゃなくて、「焦らず、長く、寄り添い続ける覚悟」のことなんだよ。
基準は、子どもに見せなくていい。親のポケットにそっと入れておくもの。それくらいがちょうどいいから。
まとめ:わが家の”バイリンガル基準”はこう決める
長くなったけど、最後にぎゅっとまとめるね。「バイリンガル 基準」で迷っていたあなたへ、私からの地図はこれ。
- バイリンガルに、世界共通の合格ラインはない
- しんどいのは「ネイティブ並み」という世間のイメージ基準で測っているから
- 使うのは3段階のレベル基準。チェックリストで現在地を確かめる
- 英検・CEFRは”目安”として1つ持つ。級はゴールじゃなく通知表
- 会話の基準と、勉強で使える基準はまったく別物
- 一番あぶないのは基準を下げすぎること。中途半端が一番もったいない
- 目的から逆算して、「英語で◯◯できる」の形で基準を書く
- そして何より、焦らない・比べない・強要しない



私も最初は、留学で挫折した英語コンプレックスのかたまりだった。海外経験ゼロ、貯金もゼロからのスタート。でも覚悟を決めて日常に英語を溶け込ませたら、子どもたちはちゃんと”生活の言葉”として英語を手にしたよ。だから大丈夫。あなたにも、きっとできるから。
「うちの子はバイリンガルって言えるのかな」って悩んでいた時間は、もう終わり。今日からは、わが家の基準に向かって、できることを少しずつ。難しく考えなくていいよ。まずは絵本1冊、英語の歌1曲からでいい。
日常に、英語を溶け込ませちゃいな。そこから、あなたの家のバイリンガル物語が始まるよ。
よくある質問(FAQ)
- 英検何級からバイリンガルと言えますか?
-
「◯級からバイリンガル」という線引きは、どこにも存在しないよ。級はあくまで目安。それでもイメージが欲しいなら、読み書きも含めて英語が実用レベルで使えるのは、英検準1級(CEFRのB2)あたりが一つの目印になる。ただ、級を取ること自体を目的にしないでね。日常に英語がある結果として級はついてくるものだから。
- 発音がネイティブみたいじゃないとダメですか?
-
まったくダメじゃない。世界の英語話者の多くは、それぞれのなまりを持ったまま堂々と話してるよ。基準にすべきは「ネイティブとそっくりか」じゃなくて「相手に伝わるか」。乳幼児期から英語の音に触れていれば発音は自然と育つから、そこを心配しすぎて楽しさを削らないであげて。
- 親が英語を話せなくても、基準に届きますか?
-
届くよ。うちの夫は英語力ほぼゼロ、海外経験もゼロだったから。大事なのは親が完璧に話せることじゃなくて、子どもが毎日自然に英語に触れられる”環境”をつくってあげること。親も一緒に楽しむくらいの気持ちでちょうどいい。
- 何歳ごろに、どうやって判定すればいいですか?
-
幼児期はテストで測らなくていい。記事の中の3段階チェックみたいに、「英語の指示で動けるか」「言いたいことを英語で言えるか」という”できること”で見てあげて。テストを使うなら、読み書きが始まる小学生以降で十分。判定は年に1回くらいで大丈夫だよ。毎月測っても、親が焦るだけだから。
- 英語をやると、日本語がおかしくなりませんか?
-
母語の土台もちゃんと育てていれば、心配しすぎなくて大丈夫。むしろ気をつけたいのは、どちらの言語も中途半端になる状態のほう。だからこそ、英語も日本語も、どっちつかずにせず、しっかり量を確保してあげることが大切なんだ。
