「乳幼児の英語教育って、本当に意味があるの?」
「やってみたいけど、親の私が英語を話せない。これで大丈夫…?」
「お金もそんなにかけられないし、うちには無理かな」
もし今、あなたがこんな気持ちで検索したのなら、最初にこれだけお伝えさせてください。その不安、まるごと我が家も通ってきた道です。
申し遅れました。ピー子と申します。40代のサラリーマンで、二人の子の父親です。先に結論だけ言わせてください。英語力ゼロ・海外経験ゼロ・特別な貯金もなかった我が家でも、子ども2人をバイリンガルに育てることができました。
上の子は小学5年生で英検準1級、下の子も同じく小5で英検2級。中学に入ってからは、英語の特別な勉強はほとんどしていません。それでも定期テストは問題なく、高校・大学受験でも英語は満点扱いでした。
…と書くと、「どうせ英語が得意な、意識高い家庭でしょ」と思われそうですが、まったくの逆です。私は今でも英語が話せません。外国人に道を聞かれると、いまだに目が泳ぎ日本語しか出てきません。笑
そんな私でもできました。だからこの記事では、きれいごとや一般論ではなく、我が家が0歳から実際にやってきたこと・かけたお金・やらかした失敗まで、ぜんぶ正直にお話しします。読み終わる頃には、「あ、これならうちでもできそう」と思ってもらえるはずです。

特別な家庭の話ではありません。むしろ「どこにでもいる、英語が苦手なパパ」の記録だと思って読んでくださいね。
結論:英語教育は「0歳から」始めてほしい理由


「英語教育はいつから始めればいい?」——もしそう聞かれたら、私の答えは一つです。できるだけ早く、できれば0歳から。これが、実際に子ども2人を育ててみての結論です。
乳幼児期が大事なのには、ちゃんと理由があります。よく「英語耳」と言われますが、英語には日本語にない高い周波数の音がたくさん含まれています。この音を聞き分ける力は、耳がやわらかい乳幼児期ほど自然に身につきやすいと言われています。専門的には「臨界期」なんて言葉も使われますね。難しい話は置いておくと、要するに——子どもが言葉の音をスポンジのように吸い込める時期は、人生で一度きりだということです。
我が家も、上の子が0歳のときに英語の「かけ流し」から始めました。といっても、やったのは無料でもらえるお試しDVDを生活の中で流すだけ。たいそうな決意があったわけではありません。
そして3歳くらいの、ある日のことです。テレビにたまたま映ったキリンを見て、子どもが「Giraffe!」と口にしたんです。教えた覚えはありません。あの瞬間、身体がゾワッとしました。「あ、ちゃんと中に貯まっていたんだ」って。
ここで一つだけ補足を。「じゃあ何歳を過ぎたら手遅れなの?」と、あなたを不安にさせたいわけではありません。今日が、これからの人生で一番若い日です。3歳でも5歳でも、気づいたときが始めどき。まずはそれくらいの軽い気持ちで大丈夫ですよ。



難しく考えなくて大丈夫。最初の一歩は「英語の音を、生活に少しだけ流す」。本当にそれだけでいいんです。
「幼児英語は意味ない・後悔する」って本当?


英語教育について調べていると、必ずこういう声に出会いますよね。あなたも、見たことがあるのではないでしょうか。
「早期英語なんて意味ない。うちはやらせたけど、結局忘れた」
「日本語も英語も中途半端になる“セミリンガル”が心配」
「高いお金をかけたのに、やらないほうがよかったと後悔している」
正直に言います。これらの不安、私はぜんぶ理解できます。実際に大事なお金と時間をかけた親御さんの本音ですから、軽く扱うつもりはありません。
でも、長く続けてきて思うんです。「意味がなかった」のは英語そのものではなく、たぶん“続け方”や“環境”だったのではないか、と。英語は、ピアノや運動と同じです。ちょっとかじってやめれば、当然忘れます。逆に言えば、薄くてもいいから毎日続く仕組みさえあれば、ちゃんと積み上がっていきます。
「セミリンガルが心配」という声にも、我が家の考えをお伝えします。我が家は英語に振り切ったわけではありません。日本語の絵本も図書館で山ほど借りて、毎晩読み聞かせをしていました。母語の土台があってこその英語、という夫婦の方針です。英語を足し算で増やしても、日本語を引き算しなければ、そうそう中途半端にはなりません。これが我が家の実感です。
(そもそも私は日本語しか話すことができませんので)
もっと知りたい人へ:セミリンガルが心配な方へ
セミリンガル(どちらの言語も年齢相応に育たない状態)を心配する声はよく聞きます。ポイントは「英語を増やすこと」より「日本語をおろそかにしないこと」。我が家は、英語のかけ流しと同じくらい、いえ、それ以上に日本語の絵本の読み聞かせに時間をかけました。家庭の会話も日本語が中心です。英語は“足していく”もので、日本語を“削る”必要はまったくない——そう考えると、過度に怖がる必要はないと感じています。


もう一つ、正直な話を。やると決めたなら、中途半端が一番よくないと私は思っています。気が向いたときだけ、機嫌のいいときだけ…では、子どもには「やらされ感」だけが残ってしまう。我が家がうまくいった一番の理由は、才能でもお金でもなく、親が「やる」と覚悟を決めて、環境だけは絶やさなかったことだと思っています。
「意味ない」で止まってしまうのは、もったいない。問題は英語ではなく、続け方です。そして続け方は、これからお話しするように、ちゃんと設計できます。
英語力ゼロの親でも大丈夫だった話(親の本当の役割)


ここで、たぶん一番多い不安に答えます。「親が英語を話せないと無理ですよね?」——いいえ、親の英語力はゼロで大丈夫です。強がりではありません。ゼロだった本人が言っています。
なぜなら、乳幼児期の英語教育で親がやるべきことは「英語を教えること」ではないからです。英語力ゼロの私が実際にやれた役割は、たった3つでした。
- お金を出す:教育費を稼いで、子どもが英語に触れる環境を用意する
- 時間をかける:かけ流しを流す、送り迎えをする、絵本を読む
- 一緒に楽しむ:教えるのではなく、隣で一緒に歌って、一緒に笑う
白状すると、私は英語のアウトプットが本当に苦手です。プリスクールの先生に話しかけられても、たいてい愛想笑いでしのいでいました。だからある時、格好つけるのをやめたんです。「自分にできるのは、教えることじゃない。一緒に楽しむことだけだ」と腹をくくりました。
それからは、子どもと一緒に英語の歌を歌い、教材で一緒に遊び、プリスクールのイベントもじぶんが楽しむ! 動画を見ては下手なモノマネをして笑い合いました。発音は、もちろん子どものほうがずっと上。3歳の我が子の、ネイティブみたいな発音に、親のほうが「おお…」と感心する。そんな毎日でした。



親が完璧である必要は、まったくありません。むしろ「下手でも楽しそうな親」を見せるほうが、子どもは英語を好きになってくれますよ。
だから、英語が苦手なあなたこそ向いています。教えられないからこそ、「一緒に楽しむ」に徹することができる。まずは今夜、子どもの隣で一緒に英語の歌を口ずさんでみてください。それで十分、第一歩です。
我が家が実践した乳幼児期の英語教育【時系列ロードマップ】


では、具体的に何を、どの順番でやったのか。我が家が実際にたどった道のりを、時系列で公開します。そっくり真似する必要はありません。「こういう流れか」と、地図代わりに眺めてください。
我が家が最初にやったのは、教材選びでも教室探しでもありません。夫婦の話し合いです。「小学校に上がるまでに、何を・どこまでやるか」を何度も話し合い、前提を揃えました。ここがズレていると、途中で親の足並みが乱れて続きません。高額だったインターナショナルプリスクールに入園させるかどうかの家族会議は深夜に及びました。(妻の熱意がすごかったです)
0〜2歳は、とにかく英語の「かけ流し」。最初は、英語教材サイトから取り寄せた無料サンプルのDVDを、生活の中で流し続けました。狙いはもう一つあって、いくつかのサンプルを見せるうちに「うちの子はどのキャラクター・どのジャンルが好きか」が見えてきます。本格的な教材を買う前に、子どもの“好き”を無料で確かめられた。これが本当に大きかったです。2歳になると、子どものほうから「あれが見たい」と要求するようになりました。
2歳のタイミングで、英語教室に週2回・1日5時間通わせました。家庭だけでは作れない「英語にどっぷり浸かる時間」を確保するためです。同じ頃、Benesseの英語教材「ワールドワイドキッズ」も導入しました(※残念ながら現在は提供終了しています)。映像・おもちゃ・絵本が連動していて、家庭での英語時間の“軸”になってくれました。
英語ばかりに偏らないよう、日本語の絵本も図書館に通ってどっさり借り、毎晩読み聞かせをしました。お風呂上がり、タオルを頭にのせたまま子どもが絵本を持ってくる——それが毎晩の習慣でした。お金をかけずに「言葉そのものを好きにさせる」のに、図書館は最強の味方です。
4歳から6歳までは、思い切ってインターナショナルプリスクールに週5回・5時間通わせました。費用の話は次の章で正直に書きますが、ここが我が家の一番の集中投資です。行事には毎回顔を出して、英語が話せない私自身も全力で楽しみました。最初は教室の雰囲気に親のほうが気後れしましたが、楽しんだもの勝ちです。
そして小学校に上がってからは、アフタースクールやオンライン英会話で英語の「出口」を広げていきました。その結果が、冒頭でお伝えした小5での英検準1級・2級です。今では、寿司の注文方法が分からず困っている外国人観光客に、子どもがスッと英語で話しかけて助けている。その背中を、こっそり感動しながら見ている父親がここにいます。
乳幼児期に「絶対やってほしいこと」4つ


ロードマップを踏まえて、「これだけは外さないで」というポイントを4つに絞ってお伝えします。お金も英語力もいりません。今日から始められるものばかりです。
- まず無料サンプルで、子どもの「好き」を見つける
- かけ流しで「英語=特別なものじゃない」状態をつくる
- 主役は子ども。なにより英語を嫌いにさせない
- 母語(日本語)も、同じくらい大切にする
① 高い教材の前に、まず無料サンプルから
いきなり高額な教材を買うと、「元を取らなきゃ」と親に力みが入ります。そして子どもがその教材を気に入らなかったとき、引き返せません。無料サンプルなら、リスクゼロで「うちの子の好き」を探れます。だからまず、気になる教材の無料サンプルを2〜3社、申し込んでみてください。それが、いちばん安全で確実な第一歩です。
② 「かけ流し」で英語を生活の一部にする
机に向かう「お勉強」にしないことが大切です。子どもが遊んでいる横で、英語の歌やアニメをBGMのように流すだけ。これを毎日続けると、英語が「特別なもの」ではなく「いつもある音」になります。まずは1日30分でかまいません。今日、英語の歌を一曲、流すことから始めてみてください。
③ 主役は子ども。「英語嫌い」だけは絶対に避ける
これだけは、声を大にして言わせてください。やらせる英語にした瞬間、すべてが逆効果になります。親が焦って「ほら、これ英語で言ってごらん」と詰め寄ると、子どもは英語そのものを嫌いになります。乳幼児期にいちばん育てたいのは、英語力よりも「英語って楽しい」という感覚です。うまくできた・できないではなく、楽しそうにしているか。そこだけを見てあげてください。



成果を急がないこと。「好き」さえ守れれば、力は後から必ずついてきます。我が家もそうでした。
④ 日本語(母語)も、同じくらい大切にする
英語を頑張るほど、日本語をおろそかにしないでください。考える力の土台は母語です。我が家が図書館に通い続けたのは、まさにこのため。英語と日本語は奪い合う関係ではありません。まずは今週末、図書館で英語と日本語、両方の絵本を借りてみてください。
乳幼児期の英語教育は「コスパ最強」の投資である


お金の話を、避けては通れませんよね。正直に言います。インターナショナルプリスクールは、高かったです。家計にずっしりきました。
でも、子どもが大学生になった今、振り返って思うんです。あの幼児期の集中投資は、長い目で見ればむしろコスパが良かった、と。なぜなら、その後うちは英語に塾代も予備校代も、ほとんどかけていないからです。中学・高校・大学受験を通して、英語の勉強時間は実質ゼロ。受験では英語が満点扱いでした。後から英語に苦労してお金と時間を注ぎ込むより、耳がやわらかい乳幼児期に振り切るほうが、トータルでは安く済んだ。これが我が家の実感です。
「とはいえ、うちにそんな余裕は…」という声が聞こえてきそうです。大丈夫です。お金をかけずに始められることは、たくさんあります。無料サンプル、図書館の絵本、無料で見られる英語の歌、そしてかけ流し。我が家だって、スタートは無料のお試しDVDでした。お金は、子どもが「英語が好きだ」とはっきりしてから、必要な分だけ後追いで足せばいいんです。
参考までに、我が家が「いつ・何に・どれくらいの感覚でお金をかけたか」をまとめておきます。あくまで一例として、力の入れどころの目安にしてください。
| 時期 | 我が家がやったこと | 費用イメージ |
| 0〜2歳 | 無料サンプルのかけ流し/図書館の絵本 | ほぼ0円〜(低) |
| 2〜3歳 | 英語教材・英語教室 | 中 |
| 4〜6歳 | インターナショナルプリスクール(週5回・5時間) | 高(集中投資) |
| 小学生〜 | アフタースクール・オンライン英会話 | 中 |



お金より先に必要なのは、親の「覚悟」です。覚悟さえ決まれば、入口は無料でも十分スタートできますよ。
乳幼児の英語教育|よくある質問(FAQ)
- 親が英語を話せなくても大丈夫ですか?
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大丈夫です。私自身、英語力ゼロで子ども2人をバイリンガルに育てました。親の役割は「教えること」ではなく、教育費と時間をかけ、子どもが英語を楽しめる環境を用意し、一緒に楽しむこと。むしろ英語が苦手な親ほど「一緒に楽しむ」に徹しやすいです。
- 日本語が遅れたり、セミリンガルになりませんか?
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英語を増やすことより「日本語をおろそかにしないこと」が大切です。我が家は図書館で日本語の絵本を大量に借り、毎晩読み聞かせをしていました。家庭の会話も日本語が中心。英語は“足していく”もので、日本語を削る必要はありません。母語を大切にすれば、過度に怖がる必要はないと感じています。
- 何歳から始めるのがベストですか?もう遅いでしょうか?
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できれば0歳から、耳がやわらかい乳幼児期がおすすめです。ただ「○歳を過ぎたら手遅れ」ということはありません。気づいた今日が一番早い日です。3歳でも5歳でも、子どもが楽しめる形で、かけ流しから気軽に始めてみてください。
- お金をあまりかけられません。それでもできますか?
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できます。我が家のスタートも無料のお試しDVDでした。無料サンプル・図書館の絵本・無料で見られる英語の歌・かけ流しだけでも、乳幼児期の入口としては十分です。お金は、子どもの「好き」がはっきりしてから、必要な分だけ後から足していけば大丈夫です。
まとめ:英語力ゼロの我が家でもできた。まず小さな一歩を


最後に、もう一度だけ。英語力ゼロ・海外経験ゼロ・特別な貯金もなかった我が家でも、「親子で一緒に楽しむ」ことを軸に乳幼児期から英語に触れ続けた結果、子ども2人をバイリンガルに育てることができました。
必要だったのは、親の英語力ではありません。教育費と時間をかける「覚悟」と、子どもを英語嫌いにさせない「環境づくり」、ただそれだけです。そして最初の一歩は、今日から、しかも無料で踏み出せます。
今日できる第一歩は、たとえばこんなことです。気になる英語教材の無料サンプルを申し込む。図書館で英語と日本語の絵本を借りてくる。子どもの隣で、下手でもいいから英語の歌を口ずさむ。どれか一つでかまいません。
大丈夫です。英語力ゼロで貯金もなかった我が家でも、ここまで来られたのですから。あなたとお子さんなら、きっと大丈夫。あせらず、日常に少しずつ英語を溶け込ませていきましょう。



完璧を目指さなくていいんです。今日、ほんの小さな一歩を。それが数年後、お子さんの「Giraffe!」につながりますから。
